2006年8月5日 三ツ峠山(山梨県)
              みつとうげやま

 
三つ峠駅→達磨石→八十八大師→四季楽園→開運山→木無山→府戸尾根→天上山→河口湖駅

 錦糸町6時55分の臨時特急あずさ73号に乗車。大月8時34分の高尾発の富士急直通運転の普通電車に乗り
 9時5分に三つ峠駅に到着。小さな駅舎で、駅前に商店など無く静かです。
 身支度を整えて軽く柔軟をして、9時17分に出発です。道標に従い進み、富士急のガードをくぐります。
 正面に三ツ峠山が見えますが、結構高いです。道は舗装道で、軽い登りです。沿道にひまわりが咲いていて、
 三ツ峠山の上空には、夏らしい雲がわいています。三ツ峠グリーンセンターへの道を右に分けて、まっすぐ行くと
 右に鳥居があり、大山祗神社。少し道が狭くなりましたが、舗装道は続きます。左側に川が流れています。
 三ツ峠遊園という建物を通過。神鈴の滝遊歩道を歩きます。この遊歩道には、木片が敷き詰められています。
 岩盤を滑り落ちる清流が、神鈴の滝。ここから三ツ峠山のコブが良く見えます。遊歩道が終わり、また舗装道に戻ります。
 ここまで、木陰など無く日差しが強烈。まだ本格的な登りではないのですが、非常に暑くて汗が流れ落ちて、
 すでにバテ気味。立派な東屋があったので休憩。15分ほどの大休止でした。
 少し元気を取り戻して、出発です。三ツ峠登山道の道標から山道になりました。小さな橋を渡り一登りで、達磨石。
 梵字で「アーク(大日如来の意」と彫られた石です。いったん舗装道に出てから、本格的な山登りが始まりました。
 石垣沿いの道を行き、ジグザクに高度を上げていきます。大曲りで左に大きく巻き、前方が明るくなると、股のぞき。
 最初の富士山のビューポイントだそうですが、あいにく富士山には雲が架かっていて見えませんでした。
 ベンチのある馬返しを過ぎると、さらに急登は続きます。岩ゴロの道を登ります。愛染明王の標識、そして大きな岩の
 不二石を過ぎると、八十八大師に着きました。少し先に、たくさんの地蔵が並んでいますが、ちょうど12時。
 後で見ることにしてベンチがあるので、ここで昼食にしました。今回はクーラーバッグに保冷剤を入れて持ってきました。
 さぁ、出発。小さなお地蔵さん全ての首には、赤い布が巻かれています。この辺りからは、傾斜が緩やかになりましたが、
 柵の付いたガレ場を通ります。一字一石供養塔を過ぎると、神鈴権現様とあったので、ちょっと一登り。小さな鳥居と石祠が
 ありました。屏風岩に出るとクライマーがたくさんいて、岩に取り付いています。岩場を通過すると、木の階段が左右に
 分かれています。左は三ツ峠山荘。右の階段を登り切ると、四季楽園前に出ました。富士見山荘前を通り、反射板を
 回り込むと、「三ツ峠」の石碑が建つ開運山の山頂に到着しました。13時25分。夏の空は霞んでいて、遠くは見えません。
 富士山は、やはり見えませんでした。山頂は、陽を遮る物がないので、暑いです。15分ほどで下山。
 隣のアンテナが林立してる頂が、御巣鷹山のようです。せっかくなので御巣鷹山にも行ってみる事にしました。
 富士見山荘を過ぎ、道標に従い御巣鷹山へ向かいます。轍のある道です。どこから車が登ってくるのでしょうか?
 NTTのアンテナが立つ建物がありましたが、ここではないようです。さらに道は右に向かっています。
 少し登ると頂きに。あれっ、ここにも「三ツ峠」の石碑があるんだ? と思ったら、開運山に戻ってきてしまいました。
 御巣鷹山は、あきらめました。四季楽園を通過して少し登ると広い台地。開運山がすぐそこに見えます。
 三ツ峠山荘の裏へ降りて、天上山方向へ向かいます。少し行くと木無山の標識。ピークは無くこのあたり一帯が木無山
 なのでしょうか。道が二手に分かれていて、右は母の白滝。左の天上山へ向かいます。
 この道は府戸尾根で、気持ちの良い緩やかな下りが続きます。鉄塔の建つ開けた所に出ました。右下には河口湖。
 左下には下吉田辺りの街が見えます。道は緩やかで歩きやすいのですが、時間は掛かります。
 舗装された林道を横切りました。道標の無い分岐があったので、左の登り道を行くと、石祠のある小御嶽神社。
 ここが天上山です。小休止して下ります。急に公園のような場所に出てしまいました。人がいっぱい。
 ここはカチカチ山ロープウェイの展望台駅にある天上山公園。眼下には河口湖が広がっています。
 あじさいハイキングコースを下ります。まだアジサイが楽しめました。下山して河口湖駅に向かいます。
 駅に近づくと、大勢の人達が河口湖に向かって行きます。駅に着いても、電車が着く度に、たくさんの人が降りてきます。
 後で分かったのですが、今日は年に1度の河口湖湖上祭だそうです。
 そんな事は知らなかったので、駅前の混み具合は、いやになりました。
 帰りは、18時10分のフジサン特急に乗車。パノラマ車輌の1列目に座り、快適。大月19時4分の特急あずさ32号で帰宅。

 天気は、晴れのち、時々曇り。
 今日は、歩き始めから暑くて、最初の休憩場所のあずまやに着くまでは、今日はダメかも知れない、引き返そうかと、
 一瞬思いましたが、なんとか予定通りの山行が出来ました。
 富士山を見られず残念でしたが、秋から初冬に掛けて、また行ってみたい気がします。

富士急行 三つ峠駅ホーム 富士急行 三つ峠駅 駅前の道標



富士急行のガードをくぐる 沿道に、ひまわり 中央に三ツ峠山



舗装された道を行く 神鈴の滝遊歩道へ 木片を敷き詰めた遊歩道


三ツ峠山 あずまやで休憩 ここから登山道へ



すぐ橋を渡る 達磨石 道標



石垣沿いの道 大曲り 股のぞき(富士山見えず)



馬がえし 岩だらけの急登 八十八大師の地蔵



カイフウロ



屏風岩に取り付くクライマー 四季楽園への階段を登る



四季楽園 山頂へ 反射板の前を登る



三ツ峠山(開運山)山頂(1786.1m) 中央はアンテナが林立する御巣鷹山 奧が開運山



標識 広々とした道 木無山



マツムシソウ オニユリ



中央に河口湖



歩きやすい尾根道 天上山(小御嶽神社) 天上山公園 展望台



カチカチ山ロープウェイ 河口湖 アジサイ



アジサイ満開 富士急行 河口湖駅 富士急行 フジサン特急