2011年1月8日 思親山(山梨県南巨摩郡南部町)
ししんざん
内船駅→内船寺→水呑沢→佐野峠→思親山→源立寺→井出駅
今年最初の山歩きも、富士山を眺めに行きます。
東京駅6時56分発の新幹線 こだま633号に乗車。三島で在来線に乗り換えて、すぐに沼津で浜松行きに乗り換え、富士駅へ。
富士駅で身延線のワイドビューふじかわ1号に乗り換えます。大きな富士山が裾野から見えます。
9時25分に内船(うつぶな)駅に到着。青空が広がっていて、富士川の向こうの山並みが綺麗です。
待合室があるだけの無人駅です。トイレを済ませて出発です。駅を出て右へ進みます。踏切を渡るのですが、
線路の下に水路があり、細い道があったので、ここをくぐって線路の反対側に出ました。線路に沿って行くと踏切がありました。
踏切を過ぎて、右へ折れて緩い上り道を行きます。すると小さな蓋の付いた缶が置かれていて、「思親山案内図」と貼ってありました。
蓋を開けると、なんぶ山歩塾作成の思親山の案内図が入っていたので、1枚頂きました。
少し行くと、右に長い石段。正住山内船寺(ないせんじ)です。石段を登り切ると、立派な枝垂桜があり、山門の奥に本堂。
春には綺麗な桜が見られそうです。本堂の左奥へ行くと、寺の裏口を出て、先ほど歩いていた車道に合流しました。
墓地の裏を通過して、標識があり右の道に入ります。右に竹林の植わる、薄暗い道を抜けると明るい道へ。
茶畑があり、その奥に綺麗な山並み。近くの丸いなだらかな山頂の山は、篠井山のようです。
Y字路があり左の道へ。ひたすら舗装された林道を緩く上っていきます。明るい所に出ると、広い車道に合流しました。
思親山への標識がありましたが、良く見ないままに、道なりに右へ行きました。しばらく行くと、車から降りて猟銃を持ち、
猟犬2匹を連れた人に会い、挨拶。「思親山に行くの?」と聞かれました。どうも、この道は佐野峠への道ではないようです。
先ほどの、広い道に合流した所から、戻るように左へ行かなければいけなかっのです。歩き出して初めて会った人に救われました。
5分ほど戻り標識を見ると、矢印は左を指していました。ここが水呑沢でした。
さらに車道歩きが続きます。標識で右の少し細くなった道に入ります。樹林の中の薄暗い道を行きます。
少し、くねくね曲がった道を行くと、「思親山まで1.4km」の小さな標識。すると急に開けて、富士山が姿を現しました。
佐野峠に到着です。初めて東側の展望が開けました。富士山の素晴らしい眺めです。小休止します。
綺麗なトイレがあり、駐車場があります。車が2台止まっていました。
「思親山45分」の道標から、やっと山道に入りました。ここからは東海自然歩道。横木で整備された登山道を登って行き、
稜線に出てからは、樹林の尾根道を行きます。小ピークをいくつか越えて行き、最後の横木の階段を登り切ると、
思親山に到着しました。12時15分。ベンチやテーブルがあり、草に覆われた、広いこんもりとした山頂です。なんと誰もいません。
そして富士山が、どっかーん。山頂の東側は富士山が見えるように樹木が伐採されているようです。
西側にも山並みが見えるのですが、樹木が邪魔します。そしてなぜか、ここから見る富士山は、少し左に傾いて見えます。
さぁ、昼食です。今日もアルミ鍋のうどんを作りました。富士山を眺めながら、ゆっくり食べました。
食後に、南側を眺めると、遠くに海が見えました。相模湾です。そして南西方向には愛鷹山系。
気温は低いようですが、陽が良く当たり、気持ちの良い山頂です。帰りの電車の時間を意識して、山頂で1時間20分過ごしました。
13時35分に下山開始。南へ向かいます。落ち葉いっぱいの、樹林の道を下っていきます。
こちら側の登山道には、時々ベンチがあります。そして、霜柱が少し見られました。八木沢・井出駅方面へ下っていきます。
時々分岐があり、内船駅への道を分けます。舗装道路を横切りながら、登山道を下ります。
舗装道路を少し歩いて、再び山道に戻ります。そして集落の屋根が見えてきて、車道歩きになりました。
沿道には茶畑があります。源立寺の正面の道を行きます。始めは少し上り坂です。
しばらくして鉄塔下を過ぎて、右へ下ってゆくと、やっと身延線の踏切が見えてきました。
踏切手前の右に小さなトイレがあったので、顔を洗って、Tシャツを着替えました。踏切を渡り左に行くと、井出駅に到着。
16時。小さな待合室があるだけの無人駅。富士川の向こうの山に、陽が沈みました。
井出駅16時15分の電車に乗車。富士駅で東海道線に乗り換え。熱海駅で途中下車して、お土産の干物を買います。
夕食の駅弁を買って、熱海駅18時24分始発の普通電車で帰宅。
2011年初歩きも、快晴の1日でした。気温は低かったようですが、風が無かったので、寒くはありませんでした。
思親山へは車道歩きが長く、内船駅から佐野峠まで約2時間が車道。そして登山道が約40分でした。
でも、山頂からの富士山は素晴らしく、山頂は草に覆われて広く、西の矢倉岳のような感じでした。
登山道に入ってから、下山の2人にすれ違っただけで、山頂から下山するまでは、他の人に会いませんでした。
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