尾瀬  2006年9月23日

  大清水→(中ノ岐沢経由)→小淵沢田代→大江湿原→尾瀬沼南岸道→沼尻→白砂峠→見晴→牛首→山ノ鼻→鳩待峠

  9月に入り秋に変わっていく尾瀬に行きたかったのですが、仕事が忙しくて先週、先々週と2週続けて土曜出勤でしたが、やっと今週は行く事ができました。
  22日に関越交通の夜行高速バスで行きます。東京駅八重洲通りを22時10分に出発。考えたら大清水へ夜行で行くのは初めてでした。
  大清水到着の車内放送で目が覚めました。時間は3時40分、外は真っ暗。バスを降りると、「さっぶい」 寒いです。息が真っ白、密度が濃い。たぶん5度前後でしょう。
  大清水休憩所左端の、尾瀬地域のジオラマのある場所に入る事が出来ました。4時頃に軽い朝食を摂ります。外に出ると満天の星空。すっごくきれい。
  今日は晴れそうです。4時50分に出発。まだ暗いのでヘッドランプをつけます。大清水のゲートを入り、すぐに道が分岐。初めて右側の「川俣、栗山」方面に進みます。
  真っ暗で、ヘッドランプの明かりだけが頼りです。5時を少し過ぎた頃から上空が少し明るくなってきました。5時10分頃にヘッドランプを消灯。
  5時30分に分岐に来ました。直進すると奥鬼怒スーパー林道へ。左の道の入口に「小淵沢田代入口」の道標。
  小休止して、左の林道を行きます。少し道幅が狭くなりましたが、轍があり車が通るようです。少し登りになりました。すぐ下には沢が流れています。
  道は大きく蛇行して、少しずつ登って行きます。6時15分に、林道左の草の中に立つ2つ目の「小淵沢田代入口」の道標を発見。注意してないと見落としそうです。
  林道はさらに続いています。どこへ続いているのでしょうか? 再び小休止。ちょうど車の音が近づいてきて軽トラックが登って行きました。
  さぁ、いよいよ山道に入ります。細い道筋を登ると、すぐに水が流れる沢になり、その沢を20mほど登ると、また細い登山道に出ました。
  前もって、このルートを歩いた人の情報をWebで、下調べをしておいたので、この沢を登れましたが、全く知らないでいたら、この沢が道とは思えないので、
  行く手を塞がれて、先へ行けなかったと思います。
  急な登りです。道は狭いですが、踏み跡がはっきりしてるので、迷うことはありません。あぶない所にはロープがありました。
  急登は30分ほどで終わり、樹林の中を行きます。途中目の前に太いワイヤーが張ってあり、びっくり。くぐります。小さな沢をいくつか越えます。
  だいぶ開けてきて左に、日光白根山、燧ヶ岳を見ることが出来ました。7時20分、ついに奥鬼怒・小淵沢田代への道に合流しました。
  少し下っていくと、向かってくる登山者と遭遇。沼山峠から入山して、奥鬼怒への道の下見に来たと、言っていました。
  合流点から10分ほどで、小淵沢田代に到着。いつものように誰もいなくて、静かです。日光連山に少し、雲が架かっています。軽食を摂り休憩。
  下ります。すぐに尾瀬沼への分岐ですが、尾瀬沼キャンプ場工事の為、通行止めの案内板。静かな山道を下って、8時25分に大江湿原に到着。
  草紅葉が始まっていて、すっかり秋モードに変わってしまいました。燧ヶ岳上空は快晴。山頂からの眺めは、すばらしいでしょうね。
  ヤナギランの丘に行くと、わずかながらヤナギランの果穂が残っていました。長蔵小屋裏を通り9時20分、三平下へ。まだ人は少なめ。
  南岸道を行きます。尾瀬沼に映る逆さ燧が、すばらしい。沼尻、白砂湿原、そして白砂峠を越えます。11時5分に見晴到着。
  弥四郎清水で顔を洗って、檜枝岐小屋に入り、昼食のラーメンを注文。
  東電尾瀬橋は渡れなので、まっすぐ行きます。午後になってから、雲が広がってきて風が吹いてきました。
  紫の花は、エゾリンドウとオクトリカブト。ヤマドリゼンマイは、茶色くなってきました。ニッコウキスゲの種は、ほとんど弾けてしまたようです。
  山ノ鼻へ向かいます。至仏山は雲に覆われていて、山頂が見えません。山ノ鼻手前で、開花してるヒツジグサを見ることができました。
  研究見本園に行き、ベンチでごろ寝。さぁ、帰ります。山ノ鼻ビジターセンターの温度計は14度。尾瀬の朝晩は、もう冬のようです。
  カエル岩手前の木道が、立派になりました。14時25分に鳩待峠に到着。乗合タクシーで戸倉へ。
  帰りも関越の高速バスにしました。関越の案内所で、乗車券を購入。15時40分に発車。首都高で少し渋滞し19時55分に東京駅八重洲通りに到着。
 
  今日の天気は、午前中は快晴。午後から少し雲が広がってきて、風が出てきましたが、良い天気でした。
  今回は、初めて大清水から、中ノ岐沢経由で小淵沢田代に直接行くルートを歩きました。山道に入ってからの急登は30分程度でした。
  この急登は、雨の日は危ないでしょう。1つ新しい尾瀬へのルートが出来ました。

関越高速バス(東京駅八重洲通り) 右の川俣、栗山方面へ 上空が明るくなってきました


林道を行く 分岐を左へ(直進すると奥鬼怒スーパー林道へ) 左の分岐に立ってる道標


小さな沢 左の白い道標(また小淵沢田代入口)から山道へ 樹林の中を行く


左に日光白根山 燧ヶ岳の頭が見えました こんな沢を渡ります


奥鬼怒・小淵沢田代への道に合流 小淵沢田代 池塘(小淵沢田代)


日光連山(小淵沢田代) 下ります 大江湿原に降り立ちました


大江湿原の木道を行く ヤナギラン(果穂) 燧ヶ岳


尾瀬沼(奧が大江湿原) 長蔵小屋・無料休憩所 ゴゼンタチバナの実


逆さ燧(尾瀬沼南岸道より) 小沼湿原(正面に燧ヶ岳) 沼尻平


白砂湿原 秋です 紅葉


見晴到着 オクトリカブト 景鶴山



エゾリンドウ 牛首へ(至仏山はガスの中) ヒツジグサ



山ノ鼻へ 交換された階段状の木道(カエル岩手前) 鳩待峠への登り