尾瀬、会津駒ヶ岳  2008年8月6日〜8日

8月8日  七入→キリンテ登山口→大津岐峠→富士見林道→駒ノ小屋→会津駒ヶ岳→中門岳→駒ノ小屋→滝沢登山口

  3時10分起床。外は真っ暗で、檜枝岐川の流れの音がしていて天気が分かりません。手持ちの食料で軽く朝食を済ませます。
  受付カウンターに置かれていた弁当を受け取り、ヘッドランプを点けて、4時ちょうどに出発します。国道352号を檜枝岐方向へ歩きます。
  上空は明るくなってきていて快晴のようです。時々、尾瀬に向かう車が通ります。燧ヶ岳のビューポイントには、新しい「尾瀬国立公園」の標識。
  まだ暗いながらも燧ヶ岳を確認できます。キリンテ橋を渡ると、キリンテ登山口に到着。りっぱな「会津駒ヶ岳キリンテ登山口」の標識が出来ていました。
  4時35分に山道に入ります。国道では、明るくなってきていましたが、山道はまだ真っ暗です。小さな橋を2つ渡り、急な登りになってきました。ひたすら登ります。
  5時15分頃、朝日が差し込んできました。高度が上がるにつれて、西側の視界が開けてきて、木々の間から、燧ヶ岳、日光白根山が見えるようになってきました。
  7時05分に大津岐峠に到着。峠からは西側の大展望。快晴で素晴らしい眺めです。日光の山並み、燧ヶ岳、至仏山、笠ヶ岳。ここで初めて、会津駒ヶ岳を確認。
  大杉林道の先には、電発避難小屋が見えます。ここで休憩。おにぎり1個とおかずを食べます。
  7時35分に出発、富士見林道を行きます。木道を少し行くと、東側の山並みが見えてきました。まるで水墨画の世界。雲海の中を山が島のように浮かんでいます。
  気持の良い稜線歩きです。ここで今日初めて人とすれ違います。駒ノ小屋に泊まった3人組。小ピークのハシゴを下り、岩場を越えると、小屋直下の急な登りです。
  振り返ると、歩いてきた稜線の先に燧ヶ岳。8時45分に駒ノ小屋に到着。
  今年から檜枝岐村の管理になった駒ノ小屋。中を覗くと、棚にはレトルトの食料、お菓子、飲み物などが置かれていて、買うことができるようになりました。
  小休止して、山頂へ向かいます。駒ノ大池には、山頂が映っています。ベンチには数人。木道、階段を登って行き、側道への分岐から山頂への階段。
  9時05分、会津駒ヶ岳の山頂に到着。さぁ、中門岳へ。ニッコウキスゲが数輪咲いています。右奥に向かい木道が続いています。
  周りの景色を楽しみながら、のんびりと木道を歩きます。一か所だけ残雪がありました。ハクサンコザクラ、チングルマ、キンポウゲ、ワタスゲが咲いています。
  中門岳の標識のある中門大池。「まさに天上の楽園」です。ここにザックを置いて、木道末端まで行き一回り。
  中門大池に戻り、お湯を沸かしてコーヒー休憩。なんとも贅沢な時間。最高です。30分ほどのんびりとして、駒ノ小屋に戻りました。
  駒ノ大池のベンチは、人がいっぱいです。駒ノ小屋前のベンチは、少し空いていたので、ここで休憩。残りのおにぎりを食べました。
  11時45分に下山開始です。階段状の木道を下っていきます。振り返り見上げると、駒ノ小屋。ベンチの所で、最後の会津駒ヶ岳と中門岳への稜線を眺めます。
  木道が終わり、登山道を下っていきます。水場のあるベンチを過ぎると、下りは、さらに急になってきます。
  下りながら考えます。帰りのバスは15時なので、下山後時間が、かなりあるので、燧の湯で汗を流して帰る事に決めました。30分ほど国道を歩けば着けますが、
  たしか、13時35分頃に沼山峠行きのバスがあるはずです。13時15分に尾根取付の階段。間に合いそうです。ここからは林道歩き、少し急ぎます。
  13時33分に滝沢登山口に下山完了。ここも尾瀬国立公園の立派な滝沢登山口の標識が出来ていました。バス停のダイヤを見ると13時34分、間に合いました。
  バスは遅れていて、40分に到着。上の原バス停で下車して、燧の湯へ。お風呂は誰も居なく、一人でゆっくり出来ました。
  中土合公園バス停、15時の会津バスで会津高原へ。会津高原尾瀬口16時54分の区間快速浅草行きに乗車。
  鬼怒川温泉駅18時24分発の、スペーシアきぬ134号に乗り換えて帰宅。

  天気は、今日も1日快晴。キリンテ登山口からの登りは初めてでしたが、滝沢登山口からの登りより、断然歩きやすい山道でした。
  富士見林道の稜線歩き、中門岳と、気分爽快な時間を過ごせました。

国道352号を行きます キリンテ登山口 朝日が差し込んできました


ひたすら登る 燧ヶ岳が見えてきました 大津岐峠に到着


初めて会津駒ヶ岳が見えました(大津岐峠) 大津岐峠からの眺め



燧ヶ岳(大津岐峠) 富士見林道へ 東の山並が、水墨画のよう


会津駒ヶ岳へ まるで、水墨画(東の山並) 小さな池塘


ワタスゲの咲く木道 駒への稜線 ハクサンフウロ


階段を下る 岩場を通過 小屋直下の登りへ


エゾリンドウ 稜線を振り返る 駒ノ小屋に到着


駒ノ大池と会津駒ヶ岳 東側の眺め 駒ノ大池と駒ノ小屋


駒ノ小屋と燧ヶ岳(山頂への登山道より) 会津駒ヶ岳山頂(2,132.4m) 中門岳へ(ニッコウキスゲが咲いてます)



ハクサンコザクラ



池塘と燧ヶ岳 チングルマ ミヤマキンポウゲ



中門大池 中門岳標識



中門大池 木道末端 ワタスゲ



駒ノ小屋に戻りました(ベンチは人が一杯) 下山開始 駒ノ小屋を見上げる



木道は、ここまで 国道まで5.0km



水場のあるベンチ 尾根取付の階段で、山道終わり



林道を行きます 駒一の橋(右はトイレ) 滝沢登山口に下山完了